十五夜
今日は十五夜ですね。
残念ながらおばちゃんの住んでる所からは曇ってて見ることが出来ません。
あわせて、父の誕生日でもある。
生きていれば84歳。
亡くなってからもう16年も経つんだね。
余命を医師から告げられてたった二週間で逝ってしまった。
せっかちの父らしい最期だったな。
3か月って聞いてた家族はみんなで色々計画してたんだよ。
亡くなる一週間前外出で自宅に帰った父は
「風呂に入りたい」と言うとゆっくり歩いて風呂場に向かった。
まだ自分で何でも出来たし痛みはあるだろうが好きなものは食べることが出来た。
まさかまさか一週間後にいなくなるなんて思ってもいなかったよ。
だからあの時頼まれてもいないのに風呂場に押しかけて「頭を洗ったろ~」と
いうと照れくさそうに「なんや珍しいな」と一瞬戸惑ったけど
「気持ちええわ~~」と嬉しそうに俯いていた。
来月は命日。
この時期になるとすこーし切なくなるおばちゃんです。