つるばぁちゃん2

毎日同じ場所同じ時間で旦那様を待っていたつるばぁちゃんでしたが

その日のは違って朝から玄関にいた。

 

どうしたのかな?と思っていると

ばあちゃんと目があった。

すると手招きして私を呼んだ。

 

「どうしたん?」と尋ねると

クチャッ表情を緩ませて麻痺が残る発語で

「トイレ連れって」と言う

 

つるちゃんの車椅子を押して

私の倍はあるであろう身体を介助してやっとこさぁでトイレを済ませた。

すっきりしたつるちゃんは

「おおきんなー」と一言礼を言うと

左足と左腕で車いすを漕ぎゆっくり部屋に戻って行った。

 

その日を境につるちゃんは朝私を見つけると

「トイレに連れって~」とせがむようになり

訪問時間が迫っている日は大忙しでつるちゃんの御不浄を済ませなければならない。

 

もちろん、つるちゃんのフロアーのスタッフはいるわけで

そのスタッフにお願いすれば連れってくれるはず。

だからどうして私なのか分からなくて聞いてみた。

 

「なぁ~、なんでいつも私に頼んでくれるの?」

すると又、いつものようにクシャっと表情を崩し泣き笑いの顔でこう言った。

「あんたみとるとおしっこしたなる~~~~」

 

どうやら私をみるとムズムズとして尿意がくるみたいだ。

 

って!

 

(私は便器かーーーーーー!!Σ( ̄□ ̄|||)笑)

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