恩を知り恩に報いる

信じてた人に裏切られるというのは

しんどい

忘れようとして美味しいものを食べたり

色んな所に出かけても

心の隅に・・(隅じゃないなまだ半分くらい占めてるかも)

なんとも言いようのない虚しさがあって

その感情をどう処理していいのかわからない。

 

誰かに聞いて欲しくても話をすればきっと毒をまき散らして

相手は不快感極まりないだろうし

携帯を手にしては

『やっぱり止めておこう』と諦める。

 

楽しい事の方が多いはずなのに

今夜も長い長い夜になるんだろうな。

 

 

ある人が教えてくれた。

人に「ありがとう」って言われたら直ぐに忘れなさい。

けれど

自分が「ありがとう」って言ったことは決して忘れてはならない。

 

感謝されたことをいつまでも覚えていると相手を私物化してしまう。

逆に自分が感謝した出来事は忘れず相手の恩に報いるための努力をする。

 

 

私物化していたかどうか判らないけれど

勝手に相手に期待していた所はあったかもしれない

結果私が苦しむことになったのは

自分にも非があったと思ってる・・思うようにしてる・・

 

 

けれど忘れることは簡単なようで中々難しい。

 

なので視点を少し変えて考えてみた。

 

してやった。してあげた。は相手に渡した事。

「あげたから何か代わりに頂戴よ!」とは言わないものね。

 

して頂いた。して貰った。は受け取った事。

「貰ったら何か返さなくっちゃ。貰いっぱなしでは悪いわ。」

「そうだ今度旅行に行くからその時にお土産買ってこよ。」って思う。

 

世知辛い世の中だと母は嘆くけど

私が裏切る方でなくてよかったと言う。

 

私もそう思うよ。

 

 

人なれど  畜生よりも  おとるあり

よく深きもの  恩をわするる     (御 教 歌)