個性豊かなおばあちゃん達
Nばあちゃんは小さなころお勉強が出来たそうで
今でもやたらとそのことを話してくれる。
さぞかし自慢なんだろうと思いきや私たちが
「凄いねー。さすがですねー」と褒めたたえると
大げさなほど恐縮してして必ず
「ここがポンやから、あかんあかん!」と自分の頭をポンと叩いてみせる。
そのくせ塗り絵を渡すとやれ
「見本がないから色がわからん」
「こんなことさせられた」と文句を言い続け嫌なのかと渡さずにいると
「私だけ何にもさせてもらえやん」と拗ねる。
そして午前中に一生懸命取り組んだ作品の続きを午後に渡すと
「何これ?」と全く覚えていない。
お見事!!!と言いたくなるぐらいです。
Nさんは息子が大好き。
とにかく息子さんの言ったことは絶対で
息子さんから得た情報は神からのメッセージのごとく崇拝しているので
たとえその情報が間違っていたとしても絶対に否定せず
へえ~! そうなんだ~!と初めて聞いたふりをする。
もし否定なんかしたらも大変!
神のお告げをなんと心得る!!!と不届き者と格下げ決定。
しかし私たちは知っている。
その格下げもほんの一時間程で又可愛らしいいつものNさんに戻ってくれることを。
(秋は夕焼けが綺麗です)