50代おばばが初めて飲食店でバイト その1

事務員。

スーパーの店員。

介護職。

 

これが今までの職歴である。

50年以上生きてきたのにたった3つしか経験がない。

 

1つ1つの期間が長いせいでもあるけれど

履歴書を書いていたら余りにも少なくて改めて驚いた。

 

 

そんな私が今回挑んだ勤め先は次女が働いている居酒屋。

いつになく落ち込んでる母親をみかねて

「年末忙しくなるから手伝いに来てよ」と声を掛けてくれた。

最初は飲食店で働いた経験がないから躊躇したんだけれど

10年以上そこでバイトしている次女がいるから

大丈夫かも・・・と意を決してお願いすることにした。

 

「メモ帳持ってきた?」
「タオルは?」「緊張しててもお客さんの前では笑ってて」

「大丈夫さ!誰の親だと思ってるの(笑)」

不安がる私を見ながら面白がる次女に

「だって飲食初めてなんやよ!!」と訴えながら少し頼もしさも感じた。

 

 

しかし、50代の新人。始まる前から緊張でがちがちです。

とにかく他の従業員さんの仕事の妨げにだけはなりたくない。

 

「最初から無理しなくてもいいんでボチボチやって下さい」と

有難い店長さんのお言葉を頂き、最初のお客様が来られるまで

次女からメニューの説明を受けました。

 

「はい、これ持って」と渡されたのは

いつも自分が客側になってみてるあれ!

ほら、注文とりに来てくれる時従業員さんが持ってる

ゲーム機みたいな・・ハンディターミナル?やったっけ

そんな感じの名前の機械。

 

みなさん簡単そうにピッピ押してられますが

私がすると

指太いからか目標と違うところ押すし、(反応しない時もある)

字は小さいから見え辛く、

種類が多くて探し出すことが出来ないという

魔のトリプルNG!

 

おまけにお酒を呑まない人なんで

聞いてわかるのは生ビールくらい(>_<)

 

「そのうち慣れるよ」と次女に慰められ彼女の後に付いて注文の取り方を学びました。

 

もう色んな事が初めて過ぎて頭の中がこんがらがってます。

接客はこんな年ですからね、ある程度は図太く出来ますが

動線が全く繋がらなくって無駄な動きでヘトヘトです。

 

4、5時間なんてあっという間と思っていたけれど

「今日は初めてだから9時で上がって貰っていいですよ」って

店長が言ってくれた時には

『店長~神~~~~!』と思うほど疲れていたのです。

 

しかし久しぶりに働けた事は気持ちが良くって

夢中で過ごしたから余計な事も考えないとっても前向きな疲労感でした(^▽^;)

 

さてこれからどうなるか半世紀以上過ぎたおばばの奮闘記開始ですな(^^)v