昨日の友が今日は敵①

前回元を正せばって鬱の原因は
簡単に言えば
「親友だと思ってた人に裏切られた」って話です。
丁度一年前です。同僚が鬱になりました。
急にご飯が食べられなくなりいつも笑っていた笑顔が消えて朝出勤するとパーカーのフードを被り挨拶もそこそこに私たちを避け話しかけても返事もなくいやーな空気が蔓延して大変仕事がしにくくなってしまう状況でございました。
「こんなんやったらやめてもらった方がいいわ」と言う人も現れて楽しく働きたい私としても悩みどころでしたが、そういう私もかれこれ30年程前に鬱を経験しておりまして・・
その時にいろんな方たちに支えて貰ったことで今の自分があるととても感謝しております。だからありったけの勇気をだし彼女を食事に誘い出し、沢山の思いを聴いて聴いて聴いて、
彼女はあまり友人もなく早くにご主人を事故で亡くして女で一人で子供を育てあげてきた。その息子さんも結婚して伴侶をもらうときっとお嫁さんに息子を取られた気分になったんだろうね、寂しさが大きくなり折り合いも悪くなり同居生活を続けられなくなってしまって家を出てきた。出てきた当初は自由になったと一人暮らしを謳歌してたのに半年後にはまるで別人のように変わってしまったと言う訳です。
もともとは明るい彼女の事を嫌いではなかったし仕事も一緒にしててたのしかったから翌日からはせっせと話しかけ、休みの日にはランチしたりしたり「一人になると考えこむ」という彼女と出来る限り一緒に過ごしてきた。
私も彼女が日に日に元の明るさを取り戻してくれてその姿をみるのがうれしかったんだ。
相談される度に言葉を選んでた時期も過ぎて夏が終わるころには周りの人には全く気付かれない位症状は良くなっていて以前の彼女に戻ったといってもよかった。そんな時、私の持病の病気が起こり突発性の熱が出、おまけにいつもより酷い腹痛がおきた。5年前に手術をしていた私は普段から腹痛があり検査の数値は異常はなくてもいつも横っ腹から背中にかけて痛みがある。先生曰く「一部癒着しているところがあるんだろうね」と答えはいつも一緒なので多分そうであろうと鎮痛剤を服用しながら過ごしている。
私が働いているデイサービスは職員と厨房さん併せたら8人の小さな職場である。雇われ施設長が唯一の男性であとは全て女性。それも殆どが50過ぎたおばちゃんばかりで一番若い子で30代。
その唯一男性施設長でも60過ぎたおっさんなのだ。
このおっさんが仕事しないんだなー。
シャツとスラックスで出勤し、お風呂介助、誘導、トイレ介助等々
介護の仕事はノータッチ。事務所でパソコンに向き合ってるかと思えば
動画観てるし、ととと話し出したら切りがないのでここで止めておきます。
そんな間違っても尊敬できないしかも剥げのおっさんを彼女は好きになったのだ。(おい!まじか!)
彼女に言わせると「私が辛いときに支えてくれたから」って
ん?もしもし貴女を支えてきたのはこの私なんじゃないの?
そう思ったけど彼女が元気になったんならそれでよしにしようとそこはグッと堪えた。
しかししかしです。私は好きか嫌いかでいうと嫌い寄りであって彼女の気持ちは理解できず、仕事中に二人でいつも一緒にいるのを視るのは気分のいいものではなかったんだよね。
だって仕事中だよ。利用者さんもいるんだよ。
知らんふりも出来たんだけどとうとうある日言っちゃったんだ。
「○○ちゃんが心の支えにしてるのは知ってる。けど仕事だからね~
勤務中はもう少し控えてさ~」と
それを聴いて彼女は下を見て頷いただけだった。

今日はここまで
明日もいい日でありますように。